
南城市地域包括支援センター(基幹型、地域型)定例合同連絡会が令和7年6月26日(木)に行われました。
連携や情報共有が図れるよう基幹型包括支援センター、地域型包括支援センター東雲の丘、地域型包括支援センターしらゆりが毎月、持ち回りで合同で会議を行っています。
今回の会議は南部地区医師会南部在宅医療介護支援コーディネーター平田さんをお招きして「命(ぬち)ゆい出前講座」ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の講義、もしバナゲームのレクチャー受けました。

ACP(人生会議)とは・・「将来の医療やケアについて、本人を人として尊重した意思決定の実現を支援するためのプロセス」
どんな時にACPが必要なのか?・・・一番大事なことは意思決定が困難になる前、普段の元気な時に価値観や意向を伝えることが良い、もしもの時に備えて、どのような医療やケアを望んでいるのか自分で考えたり信頼する人たちと話し合ったりすることをACP(人生会議)といいます。

人生の最期にどうありたいか?
だれもがいつか訪れる人生最期の時にどう在りたいか?
だれもが大切なことだとわかっていても「縁起が悪い」「今はまだ早い、病気になったら考える」など避けていないでしょうか。
「もしバナカード」を使えば、そんな難しい話題を考えたり話し合うことができます。ゲームを通して、友人や家族に自分の願いを伝え理解してもらう「きっかけ作り」になります。
自分で考えられるうちに、治療やケアについて、まわりの人と話し合っておく、元気な時から縁起でもない「もしも」の話をすることが、とても大切です。

もしバナカードは1セット36枚のカードが入っており、そのうち35枚には重病のときや人生の最後に「大事なこと」として、人がよく口にする言葉が書いてあります。沖縄方言バージョンも現在制作中とのこと。それぞれのカードには「どのようなケアをしてほしいか」「誰にそばにいてほしいか」「自分にとって何が大事か」
ゲーム前の注意点)
ゲーム中、考えや意見が違っても、否定せず、相手の意志を尊重すること。中には大事な方を亡くしたばかりなど、気分が悪くなる方もいるようで、途中でやめても良い、無理しないこと。
最後に手元に残った5枚にカードの中から、特に大切なカードを3枚選び、その理由を考える。選んだ3枚のカードを披露し、そのカードを選んだ理由などを他のプレイヤーに伝え共有する。

今回は4人1チームでゲームを開始。皆、考え方や価値観がそれぞれあり、こういう考えがあるんだ~と、和気あいあいと楽しみながらのゲームでした。
いずれ、地域の公民館などで、ACPの講座などが開催できればと考えています!